人が顔を合わせれば政治、社会、経済への不満を語るのは北朝鮮とて同じ。市場、駅前、バスターミナルなど、人の集まるところならどこでも世間話に花が咲く。
しかし、北朝鮮当局は、世間話の内容が「度を超えている」と「世間話禁止令」を出したという。
当局は、人民班(町内会)の会議や工場企業所の講演会を通じて「無駄口を叩くな」「3人以上集まって座り込むな」という指示を下した。それも、世間話ができないように工場の休み時間を短くするほどの徹底ぶりだ。
極めて馬鹿げた指示だが、なぜ北朝鮮当局は世間話を恐れるのだろうか。