最近、ロシアに派遣された北朝鮮労働者が職場から逃げ出すケースが多発している。ロシアの警察当局が逃げ出した労働者を逮捕しないようになったため、彼らは別の職場で堂々と働いているという。

北朝鮮労働者が数多く働くシベリアのチタ市内(画像:Alexander V. Solomin)
北朝鮮労働者が数多く働くシベリアのチタ市内(画像:Alexander V. Solomin)

金正日政権時代には木材の伐採現場に派遣されることがほとんどだったが、金正恩政権に入ってからは建設現場への派遣が増えている。シベリアのチタ市にはチョルサン会社と楽園(ラグォン)会社という北朝鮮企業が進出しており、それらを通じて派遣された北朝鮮労働者の数は300人を超えるという。

逃亡して堂々と転職

ロシアのデイリーNK内部情報筋によると、北朝鮮からロシアに派遣された労働者は800ドルから1000ドルの月給をもらっているが、そのほとんどが「忠誠の資金」として北朝鮮当局にピンはねされてしまう。