暑い夏場を迎えた北朝鮮でサングラスが流行している。ただし、目の保護という実用性よりも、見栄やファッションとしての意味合いが強いようだ。

サングラスをかけて演説する金正恩氏
サングラスをかけて演説する金正恩氏

デイリーNKの平安北道(ピョンアンブクト)内部情報筋は次のように語る。

「メガネ売り場でサングラスを求める客が多くなった。強い日差しや紫外線から目を保護するというよりオシャレツールとして欲しがる人が多いようだ」

かつての北朝鮮で、サングラスをかける人と言えば「怪しい人」「危ない人」というイメージがあったが、最近では「覇気があってファッションに敏感な人」と思われるようだ。

種類も多様化しており、お金に余裕のある住民は「変色サングラス(明るさに応じて色が変調する)」を買い求め、経済的に余裕のない住民は「単色メガネ」をかけるという。

「遊びに行く時だけでなく、サングラスをかけて工場へ出勤したり普通に町を歩くサングラスをかける住民もいるが、こうした人々は、自分がいかに『リッチ』であるかを誇示したいようだ」(内部情報筋)

内部情報筋によると、平安北道の総合市場には数十個の「眼鏡店舗」あるが、販売されているサングラスのほとんど中国産だ。グラスの材質やデザイン、そして色によって値段は変わるが、北朝鮮ウォンでおおよそ1万ウォン(150円=コメ約2キロ分)から1万5000ウォン(225円)だ。

海外にコネがあったり貿易業者の家族とかは、北朝鮮国内では見られない個性的な外国ブランドのサングラスをかける。こうしたブランド系サングラスは、幹部にもプレゼントできるので一番人気だという。

海外ブランド系サングラスのほとんどが中古品だが、やはり新興富裕層のトンジュ(金主)たちがが、一般に出回っている商品より「個性的だから」という理由で好むという。

また、サングラスをかける女性も増えており、市場でもサングラスをかけながら商売する姿も見られるという。

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