モランボン楽団の昨年5月の「第9回全国芸術人大会参加者のための祝賀公演」や9月の「新作音楽会」では、背景に金日成氏、金正日氏の映像が映されていた。
2日に朝鮮中央テレビでは、金正恩氏の平壌国際空港新庁舎の現地指導する映像が報道されたが、やはり金日成氏の大型肖像画が掲げられていないことが確認された。最近、金正恩氏は金日成氏、金正日氏のバッジがをつけずに現地指導することもある。
意図的に肖像画を見えなくしているとするなら、金正恩氏の指示しかありえない。また、バッジをつけずに現地指導するのも彼の意思しかないが、その意図に注目される。
様々な分析を総合すると、金正恩氏は祖父や父の偉光から離れて「祖父離れ、親離れ」しようとしているようだ。覇気ヘヤや人民服スタイル、麦わら帽スタイルなど、風貌については祖父・金日成氏を真似ているが、一方で先代が二代にわたって遺したものに頼らず、自分の権威を高めようとしているようだ。