従来、北朝鮮の人民武力部長には、野戦軍部隊出身の軍人が就任するのが慣例だった。2012年に人民武力部長に就任した金正覚(キム・ジョンガク、総政治局第1副局長)を除けば、張正男(チャン・ジョンナム、1軍団長)、金格植(キム・ギョクシク、2軍団長)、金イルチョル(海軍司令官)などベテランの指揮官が就任してきた。

今回、金正恩氏が玄永哲氏の後任として朴永植氏を就任させたのは、「労働党に軍への統制を強化させる意図」があると見られる。また、金正恩氏が、ベテランの軍人よりも「忠誠心」の強い政治局員をより信頼しているということでもある。

金正恩氏の軍幹部人事の特徴について、世宗研究所統一戦略研究室のチョン・ソンジャン室長は次のように語った。

「金正恩氏は、総政治局の政治イルクン(職員)を要職に配置する。朴永植氏もそうだが、金元弘氏(キム・ウォノン、国家安全保衛部長)、キム・スギル氏が平壌市党責任秘書に就任するなど、総政治局の幹部の全盛期とも言える」

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