「朴奉珠は、責任を問われることを恐れて書類に署名をしようとしない。もう、金正恩氏に意見する人は誰もいなくなった。こんな状態が続けば、金正恩政権はどうなるか言うまでもない」
「玄永哲(ヒョン・ヨンチョル)氏も、こうした金正恩氏の恐怖政治の犠牲になった。張成沢氏の処刑後、金正恩氏は『どんな些細なことでも報告せよ』という指示を下している。監視の目が厳しくなり、幼稚園児に対しても『家で両親がどんな話をしているか、どんな映画を見ているのか』と逐一報告させている」
こうしたなか、北朝鮮で「最もおいしい職業」だったはずの保衛部(秘密警察)ですら、人手不足に悩まされている。地方の職員は定員の半分ぐらいだ。『人殺し』に加担していて、万が一金正恩体制が崩壊すれば、自分の命も危なくなるからだ。
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