金正恩氏の再側近である崔龍海(チェ・リョンへ)氏が処刑直前まで追い込まれていたという説がある。韓国の東亜日報が、北朝鮮の金正恩政権に非常に近いところにいた元高級幹部の証言として報道した。
極めて興味深い内容であり、デイリーNKジャパンの解説を入れ込みながら要約を紹介する。(太字が証言の要約)
元最高幹部の証言によると、「崔龍海氏は昨年4月末、1ヶ月以上監禁されていたが、事の発端は張成沢氏の粛清・処刑から始まった」と語る。
「張成沢は、幹部からの信頼が厚く、北朝鮮住民からは金日成一族、いわゆる北朝鮮ロイヤファミリーの一人と見られていた。これに対して金正恩氏は、自分より人望の厚い人物がそばにいることを恐れていた」