2002年に韓国と北朝鮮との間で発生した海上の銃撃戦「第2延坪海戦」をテーマにした映画「延坪海戦」が韓国で大ヒットしている。

映画「延坪海戦」のポスター
映画「延坪海戦」のポスター

この「第2延坪海戦」は2002年6月29日、北朝鮮の警備艇2隻が黄海の北方限界線(海上の軍事境界線)を超えて韓国軍の哨戒艇に奇襲攻撃をしかけ、韓国側が大々的に反撃した。この攻撃で韓国軍の哨戒艇が沈没し6人が亡くなった。北朝鮮はそれ以上の被害を受けたものと伝えられている。

聯合ニュースによると上映開始から6日で観客数は165万人を超えたという。観客の伸びは現在上映中の大ヒット映画「極秘捜査」より早い。

韓国映画としては初めて戦闘シーンを3Dで再現し、足りない制作費をクラウドファンディングで補うなど当初から話題を集めていた。2002年日韓ワールドカップの組織委員長を務めた元国会議員の鄭夢準氏も1億ウォンを投資した。

配給会社の関係者は聯合ニュースに「今年上映された韓国映画の中で最も速く観客が160万人を突破した。第2延坪海戦13周年を迎えて映画への関心が高まり、通常なら最も集客が難しい月曜日に最も多くの観客を集めた」と語った。

一方、第2延坪海戦13周年を迎え、哀悼行事も開かれている。

京畿道平澤市の韓国海軍第2艦隊司令部では「第2延坪海戦13周年記念式」が開かれた。

式典で挨拶に立った韓国の韓民求国防相は、「我が郡の兵士たちが身を投げ打って北朝鮮の挑発を防いだ勝利の海戦で、我が領海には一歩たりとも手を出させないという意思を示した」と語った。

また、「最近、黄海上の北方限界線は北朝鮮の脅威で緊張が高まっているが、もし北朝鮮が無謀な挑発を行うならば、断固として膺懲する」と語った。

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