RFAの北朝鮮国内の情報筋は、中国の丹東から平壌を経由して元山(ウォンサン)まで旅行した。行きは丹東から平壌まで225キロの距離が中国人民元で120元(約2400円)だったのが、帰りには200元(約4000円)に上昇。
平壌から元山までの190キロはバスを利用したが、料金は100元(約2000円)もしたという。
ディーゼル列車は、一般列車に比べて運賃が50倍から100倍も高い。丹東から吉林省延辺朝鮮族自治州の延吉まで(車で884キロ)の運賃と、平壌経由で元山まで(車と鉄道で435キロ)行くのと、大きな変わりはない。その額は、中国の3倍だという。
このディーゼル列車を牛耳っているのは、やはり北朝鮮の新興富裕層、トンジュ(金主)。北朝鮮鉄道省に資金がなかったため、トンジュから投資を募り、機関車や燃料を購入して運行されている。