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平安南道では、土地300坪が1000ドルが相場で、宅地はトンジュ(金主、新興富裕層)や外貨稼ぎ企業の職員が購入している。1000ドルの内訳は、大まかに協同農場管理委員長に600ドル、作業班長に200ドル、道の国土監督局の幹部に200ドルだ。

土地の取得は次のような流れで行われる。

農場の管理委員長と作業班長は300坪の農地を、「農業生産ができない非農耕地」として国土監督局に報告。すでに賄賂を掴まされている国土監督局の幹部は、数日後に「用途変更を承認」という流れだ。

国からの住宅支給が滞っていることから、仮にこの手口が発覚しても大目に見てもらい、大事にはならないという。

元々、北朝鮮では土地と住宅は国有で、個人に貸し出す形を取っていたが、このように土地の使用権の売買は、かなり以前から活性化しつつある。

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