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政治的にも経済的にも出口が見えない北朝鮮を率いていかなければならない重責とプレッシャーに打ち勝つため、または70代、80代の修羅場をくぐってきた軍部や党の老幹部に対して威厳を示すため、あえて奇抜なヘア・スタイルで乗り切ろうとしているのではないだろうか。平たく言えば「気合いを入れる」、または死語になるが「ツッパってる」というわけだ。

同じ事は肥満にも言える。一般的には、独裁者として贅を尽くしていることが肥満の原因といわれるが、指導者として威厳を出すために登場以前からあえて肥満体型に「改善」したようだ。ただし、最近の太り具合はちょっと異常だが、これも不安定な精神状態が極度の肥満をもたらしていることも考えられる。その一つの根拠が彼の体型の変化の時期だ。

もともと、肥満体型だった正恩氏の体型を検証すると、2013年8月あたりからさらに太り始める。そして、2014年初頭には最大肥満体型になって現在までに続いているが、筆者は、この時期に注目する。