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「金日成政権時代の67年、李孝淳(リ・ヒョスン)氏、朴金喆(パク・クムチョル)氏が粛清、処刑された。直後は講演会を通じて宣伝されたが、しばらくすると箝口令が敷かれた」

玄永哲氏は1949年咸鏡北道の漁郎(オラン)郡の生まれだ。万景台(マンギョンデ)革命学院と金日成軍事総合大学を卒業後、軍の総参謀長、5軍団長、人民武力部部長を歴任するなど超エリートコースを辿ってきた。対人関係も円満だったという。

「軍隊にも、玄永哲氏を慕う軍人も多いことは北朝鮮当局も把握しているはず。中央党の箝口令には「無条件で従え」と圧力をかけているようだ」

さらに、内部情報筋は「元帥様(金正恩氏)は、自分以外の誰かを支持する宗派(分派、派閥)が生じることを極度に警戒しているようだ。軍隊内で宗派を支持する動きがあれば、またぞろ大規模な粛清の嵐が吹き荒れる恐れがある」とも語った。