北朝鮮外務省は30日、核問題をめぐる6者協議の日米韓首席代表会合(ソウル)を非難する談話を発表。核兵器について「誰かを威嚇、恐喝しようとする手段ではなく、何かと換えるための駆け引き物でもない」と主張し、あくまで核開発を続ける姿勢を鮮明にした。

談話はまた、「われわれがすることなら、無鉄砲に悪く見てどうしてでも誹謗からしようとするその意地悪な観点がついに、朝米関係と朝鮮半島の非核化を台無し」にしたと指摘。核問題で対話が進まない責任は米国にあると主張している。

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北朝鮮外務省の談話を報じた朝鮮中央通信の記事全文は次の通り。

【平壌5月31日発朝鮮中央通信】朝鮮外務省のスポークスマンは、米国が自国の対朝鮮政策が完全に破たんした今、その責任から逃れようとあらゆるあがきを弄していることに関連して30日、これを糾弾する談話を発表した。

最近、米国は日本、南朝鮮のかいらいと共に行った3者協議会で、まるで自分らは対話を願っているがわれわれが拒否しているかのように真実をわい曲し、世論をまどわそうと企んだ。

談話は、朝鮮が以前から前提条件のない対話の再開を主張し、その実現のために誠意ある努力を傾けてきたが、米国があらゆる不当な「前提条件」を全面に掲げて対話の再開を阻んできたということは周知の事実であるとし、次のように明らかにした。

われわれが終始一貫闡(せん)明したように、核武力を中枢とするわれわれの自衛的国防力は絶対に誰かを威嚇、恐喝しようとする手段ではなく、何かと換えるための駆け引き物でもない。
われわれの核兵器は、われわれが恒常的に受けている米国の核脅威と軍事的侵略脅威に対処するための自衛的な抑止力であり、戦争が起きる場合には敵の侵攻を断固と撃退し、無慈悲な報復を加えるための正義のよう懲力である。

すでに、歴史によって証明されたように、初歩的な信頼にさえ欠けており、相互の不信と敵意だけが根深い朝米間に戦争を阻める唯一の方途は、われわれの国防力を強化して力の均衡を保つことだけである。

談話は、小国が侵略と戦争の元凶から自国を守るために取った正々堂々たる自衛的措置をいわゆる「挑発」に罵(ば)倒すること自体がまさに、重大な挑発であると糾弾し、次のように強調した。

米国は自国の対朝鮮政策が失敗した原因がほかにあるのではなく、われわれに対する観点が根本的に誤っているところにあるということを今でも明白に悟らなければならない。

われわれがすることなら、無鉄砲に悪く見てどうしてでも誹謗からしようとするその意地悪な観点がついに、朝米関係と朝鮮半島の非核化を台無しにし、今になってはわが手で首を絞めるような結果をもたらしているのである。

米国が今にでも教訓を汲み取れないなら、その結果はなおいっそう悲惨になるであろう。―――

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