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再開した理由だが、金正恩体制の正当性の柱「白頭の血統」をより強調するためにも復旧すべきという判断があったと見られる。金正恩氏は、白頭山観光鉄道の新設路線の測量結果を受け取り、2015年4月から復旧工事を再開せよと指示を下したという。

しかし、故金日成氏の誕生や人民軍創設記念日などの準備に忙殺されたが、5月25日になって、ようやく工事が始まった。両江道の内部情報筋によると、2万人にも及ぶ人々が特別列車に乗って現地に到着したという。また、工事用の機械や資材を載せた列車も続々と到着している。

しかし、今回動員されたのは通常の「6.18突撃隊」ではなく、各道で選抜された人員からなる「白頭山観光鉄道突撃隊」という。

当初は、3万人が動員され「2020年の完成」を目指したが、完成目標が来年の10月10日に労働党創立日に前倒しとなった。また、前回の工事中断後「高山果樹農場」の建設に投入されていた「6.18突撃隊」も今後は再合流して、合計7万人という大規模動員を投入する予定という。