セメント1トンで農村支援を免除

人気記事:「女性16人」を並ばせた、金正恩“残酷ショー”の衝撃場面

これまでと違い「不参加費」さえ出せば40日間の農村支援に行かなくてもいいとの指示が学校の教務部から出されたという。不参加費はセメント1トン(60ドル、コメ100キロ相当)とかなりの額だ。

背景には、一昨年から施行された「12年制義務教育制度」と同時に進められている「学校現代化建設」がある。金正恩氏の指示によるものだが、やはり中央からの予算支援はなく、校舎や施設の拡充、補修の費用など、すべては学校が「自力更生」で運営しなければならない。

「学校現代化」は、金正恩氏の指示なので逆らうわけにもいかず、困り果てた学校が編み出した手法が「農村支援不参加費」の徴収というわけだ。