北朝鮮当局は、地域の事情や条件を全く考慮せずに各協同農場に適当に人員を割り当てるのみ。この無責任なやり方が、現場の農民たちの不満を買っている。さらに、やって来る支援者たちは農業の知識もスキルもなく、現場からは不満の声があがる。
「すでに『圃田担当制』で個人に田畑を割り当てられているが、事情を知らない支援者たちの『素人農業』で無茶苦茶にされる。また、支援者たちの宿泊費、飲食費も負担だ。中央は、二重、三重に農民を搾取している」(内部情報筋)
また、当局は支援者たちの配分として収穫物を献上させることから、自分たちだけで農作業をする方がよっぽどマシだとボヤく農民たちもいる。