中国の北朝鮮レストランが、中国不況にもかかわらず健闘していると米政府系のラジオ・フリー・アジア(RFA)が報じた。

2012年に行われた丹東の平壌高麗館のオープニングセレモニー
2012年に行われた丹東の平壌高麗館のオープニングセレモニー

中国の習近平政権は、汚職・腐敗を一掃する浄化運動を進め、百貨店や高級レストランなどの売り上げが減少。廃業する韓国レストランも多く、北朝鮮レストランも影響を受けた。

先日、丹東の「平壌高麗館」を訪れた朝鮮族のチョ氏によると、5階建ての建物で、客はわずか5組だった。

しかし、なぜか中国各地で北朝鮮レストランは、設備投資を増やしている。その裏には、ある事情があった。

中国の対北朝鮮情報筋は語る。

「ほとんどの北朝鮮レストランが、建物の賃貸料を免除されている。賃貸主と合弁形式にしたり、北朝鮮との貿易で便宜を図ったりして賃貸料を免除してもらう」

上海の北朝鮮レストランの女性従業員たち ©Stephan
上海の北朝鮮レストランの女性従業員たち (画像:Stephan)

また、従業員の賃金は中国人労働者の平均賃金に比べて4分の1以下だ。さらに、様々な理由をつけて遅配できるため、経営サイドからすれば人件費の負担が軽いのが大きな特徴だ。

とはいえ、不況の影響を全く受けないわけではない。

北朝鮮レストランの支配人と親しい丹東の朝鮮族ビジネスマンが語る。

「支配人は、不況の影響で本国に送金できる金額が激減したストレスに苦しめられている。利益は減ってるのに本国からの送金要求は相変わらず止まないかだら」

さらに、中朝関係の悪化も不振に影響しているという。

「中朝関係が悪化しているため、『何か問題でも起きないか』と中国の公務員たちは北朝鮮レストランへ行くことを極力避けるようだ」

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