「中央の高級幹部が平壌から追放されて新明里(シンミョンリ)の協同農場にやってきた。脱穀場の警備室で働いている」
新明里は、両江道(リャンガンド)豊西(プンソ)郡の山奥にあるが、村にも郡全体にも鉄道すら通っていない小さな村だ。新明里の協同農場は、その中心地から50キロも離れた場所にある。
村には学校もなく、一番近い「舞下(ムハ)中学校」までは12キロもある。
海抜1911メートルの百歳峰(ペクセボン)など2000メートル前後の山脈が背後に迫り、村の担当保衛員と保安員の厳しい監視を受けているため、逃げ出すことはほぼ不可能だ。
情報筋は馬園春氏追放時の哀れな様子を、次のように詳しく説明した。
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