金日成氏、正日氏の時代、護衛部隊の建物は「1号事業秘密」に指定され、何らかの事情で空き家になった場合は、同じ任務を遂行する部署を入居させていた。それができない場合は秘密保持のために建物を取り壊していた。しかし、金正恩氏は不動産に関してある指示を出す。
「出処を問わずに個人資産を不動産に投資させよ」
「利益も最大限保証せよ」
こうした指示が下されたことから、護衛部隊の建物まで競売にかけられるようになったと情報筋は語る。トンジュたちは、個人名ではなく、当局機関や企業所などの名義を借りて買い取り、リフォームした上で売り払う。