北朝鮮で30日、玄永哲(ヒョン・ヨンチョル)人民武力部長が処刑されたニュースが早くも平壌市民の間で広まっている。
体がバラバラになるまで高射砲で撃ちまくる無慈悲な処刑方法について、平壌市民は不安視する一方、処刑方法すらジョークにしながら最高指導者(金正恩氏)を揶揄する若者たちもいると米政府系のラジオ・フリー・アジア(RFA)が伝えている。
つい先日、平壌を訪れた中朝国境在住の北朝鮮住民によると、玄永哲氏処刑のニュースに平壌の市民はやはり恐れているという。一方、咸鏡北道(ハムギョンブクト)の情報筋によると、地方にはまだ伝わっていないとのことだ。
4丁高射機関銃で・・・
2013年8月の銀河水管弦楽団関係者の処刑や、同年末の張成沢氏の処刑も高射機関銃で行われたと伝えられていることから、住民たちは不安な心理状況に陥っている。しかし、若者たちの間では、恐怖政治もどこ吹く風と公開処刑を揶揄する自虐ジョークが広まっている。