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韓国の国家情報院が13日、北朝鮮の玄永哲(ヒョン・ヨンチョル)人民武力部長が先月30日に銃殺されたと国会に報告した。報告は、韓国国会の情報委員会懇談会の対北関連懸案報告でなされた。

銃殺は裁判なしに、逮捕の3日後に行われたという。

現時点で確認できる玄氏の動静は、4月27日と28日に行われた「朝鮮人民軍第5回訓練指導官大会の参加者のための牡丹峰楽団(モランボン楽団)」を観賞したことが、北朝鮮メディアで公表されたのが最後。

玄氏が観賞した日付は明らかにされていないが、この公演の途中か直後に逮捕された模様。

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玄氏の容疑は反逆罪、銃殺には大口径の機関銃や機関砲を指す「高射砲」が用いられ、数百人が見守る中で行われたとしている。銃殺の理由については、軍の行事の途中での居眠りをとがめられ、金正恩氏に口ごたえしたたり、正恩氏の指示に数回にわたり従わなかったため、とされている。

また、一部の韓国メディアは黄炳瑞(ファン・ビョンソ)朝鮮人民軍総政治局長も粛清されたと報じたが、これについては国情院が否定した。

なお、金正恩氏がロシアで5月9日に行われた対独戦勝70周年記念式典への欠席を決めたことについて、ロシアのドミトリー・ペスコフ大統領報道官は4月30日、「(金正恩氏は)国内事情を理由に平壌に残り、戦勝記念式典には出席しない。国内で取り組むべき懸案があると外交チャンネルを通じて伝えられた」と語っていた。

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銃殺に使われた可能性のあるZPU-4対空砲と北朝鮮の女性兵士たち
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