北朝鮮の朝鮮中央通信は11日、ロシアのモスクワで開催されていた対独戦勝70周年記念式典に参加した金永南(キム・ヨンナム)最高人民会議常任委員長が帰国したことを報じた。
特別機で訪ロしていた金永南氏は11日、平壌順安(スナン)空港に到着。楊亨燮(ヤン・ヒョンソプ)氏、金勇進(キム・ヨンジン)氏、李吉聖(リ・ギルソン)氏、アレクサンドル・マツェゴラ駐朝ロシア大使が出迎えた。
金永南氏は訪ロした8日、ロシアのプーチン大統領と会談し、金正恩氏の親書を渡したという。プーチン氏は親書に対し深い謝意を表し、両国の友好関係を政治、経済、文化など様々な分野で拡大させていくことについて意見交換したと同通信は伝えた。
同通信によると、金永南氏はロシアを訪問中、キューバーのカストロ議長やロシアのメドベージェフ首相らと会談した。
式典には中国の習近平氏も参加しており、金永南氏との会談に注目された。「会ってあいさつを交わした」と同通信は報じたものの、「中国国家主席」としただけで名前は伝えておらず、各国の首脳のうちの一人という短い扱いだった。
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