金正恩氏が、反乱分子を監視する金正恩氏直属「親衛隊」を新たに設置する指示を出したという。

参考写真:保育施設を訪問する金正恩氏/2015年4月22日付労働新聞
参考写真:保育施設を訪問する金正恩氏/2015年4月22日付労働新聞

咸鏡北道(ハムギョンブクト)のデイリーNK内部情報筋によると、「親衛隊」は「保衛護衛司令部」の傘下となっているが、内実は「金正恩氏直属部隊」であり、昨年末から組織化が始まり今年2月に完了した。

「保衛司令部」は、人民武力部(軍隊)などに対する監視、すなわち防諜活動が主な任務だ。

一方、設置された親衛隊の任務は、金正恩氏とその一家を警護する「護衛司令部」と似ているという。護衛司令部は、人民武力部(軍隊)、国家安全保衛部(秘密警察)、人民保安部(警察)などが起こした反乱を制圧できる秘密任務を持っている。

つまり、「護衛司令部」と「保衛司令部」の役割を統合させた組織のようだ。

新しい「金正恩親衛隊」を創設した狙い

新しい親衛隊の設置の狙いは高位級幹部への「恐怖政治」が狙いだと情報筋は指摘。

「張成沢氏の処刑後、北朝鮮の高級幹部に対する監視や反乱謀議への調査を強化し、いつでも処罰されうるという恐怖心を植え付けようとしている」(内部情報筋)

また、情報筋は、護衛司令部の役割と似ている「親衛隊」が、保衛司令部の傘下に置かれた背景には、情報政治と完全独裁を統合させる意図があり、その裏には金正恩氏の「反乱分子への不安」があるという。

「すでに反乱分子への監視は、国家安全保衛部、保衛司令部、総政治局が、二重三重で行っている。それに加えて新しい親衛隊を設置したことは、金正恩氏が忠誠分子に対してすら不信感を持っている証拠ともいえる」(内部情報筋)

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