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ところが、自宅に戻って品物を開けてみたところ、中に入っていたのはハチミツではなく「濁った色の水飴」だったという。

北朝鮮産のハチミツは、かつては朝鮮総連などを通じて日本でも販売され、概ね好評だった。しかし、90年代の大飢饉「苦難の行軍」以降、森林破壊により、ハチミツの生産量は激減しているという。

こうしたなか、「北朝鮮のハチミツはいい」という過去のブランドイメージを利用して「ニセモノ」を取り扱う業者が増えた。ニセモノ・ハチミツは中国市場に出回り、中国の消費者の間からも不満の声があがっている。また、「高麗人参」もニセモノが出回っている。

育っていない高麗人蔘を収穫することで、余計に生産量が減少

北朝鮮産の「高麗人参」を仕入れて、中国で販売する朝鮮族のリさんによると「高麗人参の名産地である開城(ケソン)での生産量が激減したせいでニセモノが横行している」と語った。