韓国軍当局は否定

北米大陸の防空を担う北米航空宇宙防衛司令部(NORAD)のゴートニー司令官は7日、国防総省での記者会見で、北朝鮮が小型化した核弾頭を搭載可能な移動式大陸間弾道ミサイル(ICBM)「KN-08」を実戦配備しているとの認識を示した。

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核弾頭を搭載し米本土への到達が可能とも言われる北朝鮮の弾道ミサイル「KN08」

同氏は会見で、「北朝鮮が核弾頭をKN-08に搭載し、米本土を狙って発射する能力を持っているというのが、われわれの評価だ」と語り、米軍が発射に備えていることも明らかにした。

一方、韓国にはこうした分析に対し、慎重な見方をする向きが強い。

韓国軍当局は8日、ゴートニー氏のこうした発言について、「米政府の公式の立場ではないことを確認した」と説明。KN-08はなお開発段階にあるとの認識を示している。

KN-08は2012年、故・金日成(キム・イルソン)主席生誕100年を祝う4月15日の軍事パレードで登場。翌年の朝鮮戦争休戦60周年の式典(7月27日)でも披露された。米国が推定する射程距離は1万2000キロで、この分析が正しければ、米国本土へもゆうに到達する。

ただ、これまでにKN-08の発射実験が行われた形跡はなく、登場した当初は「模型ではないか」との声が、米国側からも上がっていた。

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