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ロシア政府が、北朝鮮との犯罪人引渡条約の締結に向け、手続きを進めている。ロシア国営メディアのスプートニク(旧ロシアの声)韓国版は2日、「ロシア政府は木曜日に開かれた閣議で、プーチン大統領が提案した北朝鮮との犯罪人相互引渡条約について議論した」と報じた。

また、韓国の聯合ニュースによれば、北朝鮮とロシアは2010年から同条約の締結について協議してきたという。

このまま手続きが進み、5月の戦勝70周年記念式典に合わせた金正恩氏の訪露が実現すれば、正恩氏とプーチン氏の間で同条約の署名が行われる可能性がある。

一方、ロシアは国連などで人権侵害を追及されている北朝鮮を擁護する立場を取っており、ロシアに逃れた脱北者が、同条約に基づいて北朝鮮に送還される恐れもある。