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●送り出す側には、どのような仕組みがあるのでしょうか。かつては裏のブローカーが問題になっていましたが。

安田:最近は裏のブローカーじゃないところが、これまた問題なんです。たとえば、中国には日本に人材を輸出する学校がたくさんあり、JITCOのサイトにもリストアップされています。河南省の人材輸出学校を取材したことがあるのですが、この学校は農村から仕事のない若者を集めて入学金を取る。そして技術者として育て、研修生や実習生として日本に送り出しています。

●そういった人材輸出学校は、誰が運営しているのでしょう?

安田:地域の共産党委員会で、校長は地元の共産党の書記や幹部です。実際に訪れてみて、びっくりさせられました。生徒たちが軍隊のように迷彩服を着せられ、グラウンドで腕立て伏せをさせられていたんです。回数をこなせないと、教官がオシリを蹴っ飛ばす。私が「なぜ、腕立て伏せが必要なのか?」と聞くと、教官は誇らしげにこう答えました。

「日本で働くためにも、こうした教育を通じて根性と忍耐を養うのです。雇用する経営者に喜んでもらえる人材を育てているのです」

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中国共産党の「労働者の権利を守る」という主張がタテマエであるにせよ、党幹部自身がそれをすっかり忘れてこんなことを言っているんです。