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司会者「クリミアの状況がロシアに不利に展開した場合、ロシアが核戦力を臨戦態勢に置く可能性はあったか」

プーチン氏「われわれは、それをする用意ができていた」

クリミアでは当時、ウクライナ中央での政変を受けて武装勢力(正体はロシア軍兵士)が空港や議会を占拠。米海軍のイージス艦が黒海に派遣されるなど軍事的緊張が高まっていたが、実際にロシアが核の使用を考えるような展開になった可能性はきわめて低い。ウクライナ周辺に即時集結し得る通常戦力の規模で、ロシアが欧米を圧倒していたからだ。

プーチン氏の発言はむしろ、これ以上ロシアの周辺を侵すことは許さないという、米国などに向けた政治的メッセージの性格が強いと見られる。

台頭する「西側の陰謀」論

軍事アナリストの小泉悠氏によれば最近、「『形を変えた侵略』という概念がロシアの国家指導部で広く共有されている」という。「旧ソ連諸国での『カラー革命』やアラブ諸国での『アラブの春』、そして2014年2月に発生したウクライナでの政変などについて、単なる民主化運動ではなく、西側の陰謀である、という見方だ」。

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