農業用水確保のために夏季にも水力発電所稼働制限

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両江道(リャンガンド)の内部情報筋は「農業用水を確保するために水力発電所の稼働を制限し、夏は火力発電所を稼働せよとの指示が中央から下された」と伝えた。

北朝鮮では、毎年夏には火力発電所の稼働を中断し、水力発電で電力を確保していたが、農業用水も不足しているため、夏にも火力発電所を稼働せざるを得ない状況だ。

「両江道の三水(サムス)発電所(5万キロワット)のダムの水深は昨年3月は、111メートルだったが今年3月は68メートルしかない」(内部情報筋)

両江道で2月14日、労働党政治局会議の決定書貫徹のために開かれた幹部講演会では、電力難で建設用の鉄鋼、セメントが確保できておらず、鉱山、鉄道、製鉄部門が打撃を受けていると述べられている。