火力発電所フル稼働しても需要の半分も満たせず

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咸鏡北道(ハムギョンブクト)の内部情報筋は「先鋒(ソンボン)火力発電所(20万キロワット)と清津(チョンジン)火力発電所(15万キロワット)をフル稼働させているが電力事情は改善しない。とっくに稼働していなければならない水力発電所も『水』がないために、稼働できずにいる」と伝えた。

北朝鮮の電力需要量は800万キロワットだが、生産電力は380万キロワットにも満たないという。現在、清津市の金策(キムチェク)製鉄所は3つの溶鉱炉のうち1つしか稼働できていない。

さらに、電力難によって鉄道輸送に支障が生じ、労働党創立70周年の建設に使う資材の輸送も遅れている。また軽工業製品の生産にも支障をきたしている。