金正日同志は国の山林が減少することに心を痛め、全国を樹林化、園林化するという構想を示し、その実現のために晩年まで大きな労苦を費やし、心血を注ぎました。先軍指導の道で樹木のない山々を見ては、これも「苦難の行軍」の後遺症だとして、はげ山に良種の樹木をたくさん植えて禍を転じて福となし、青々とした樹木がそよぐ山河を次世代に譲り渡さなければならないと切々と語った金正日同志の姿を忘れることができません。われわれは絶対に次世代にはげ山、土の山を譲り渡してはなりません。
金日成同志と金正日同志の意を体して、この先10年内にすべての山を青々とした樹木がそよぐ宝の山、黄金の山にするというのがわが党の確固たる決意であり、意志です。
全党、全軍、全人民が山林復旧戦闘を力強く繰り広げ、祖国の山々に青々とした樹林が生い茂るようにしなければなりません。
山林復旧事業は、厳しい自然の中で幼い苗木を育てて植え、年を継いで手入れしなければならない困難かつ複雑な事業であり、国のすべての山を宝の山、黄金の山にするための壮大な大自然改造事業です。山林復旧戦闘は自然との戦争です。
山林復旧戦闘を繰り広げるうえで重要なのは、山林の造成と保護をともに推し進めることです。
山林の造成で一大革命を起こさなければなりません。
山林の造成を、これまでのように植樹デーに行事として樹木を何本か植えたり、生長した樹木を移植するといったやり方で行ってはなりません。山林の造成は、苗木をたくさん育て、全人民がこぞって樹木を植え、手入れする方法で行うべきです。
人気記事:「女性16人」を並ばせた、金正恩“残酷ショー”の衝撃場面山林の造成を立派に行うためには、何よりもまず苗木を十分に生産、供給しなければなりません。
苗木を育てるのは山林造成の第一工程であり、山林復旧戦闘の成果は育苗場で苗木の生産をどのように追いつかせるかにかかっています。山林復旧戦闘において育苗場は、戦時に弾薬を生産、供給する軍需工場と同じです。銃弾、砲弾が供給されなければ戦闘に勝利できないように、育苗場で苗木を十分に生産、供給しなければ、山林復旧戦闘を成功裏に繰り広げることができません。
中央育苗場をはじめ各育苗場で各種の良種の苗木を大々的に生産しなければなりません。
金正日同志は、国情が困難をきわめていた時期に今日を見通し、中央育苗場のような近代的な苗木生産基地を築いて遺産として残してくれました。中央育苗場は苗木生産の科学化、工業化、集約化の水準をさらに高め、与えられた苗木生産の課題を超過遂行して、山林復旧戦闘で大きな役割を果たさなければなりません。
地方の育苗場もよく整えなければなりません。