平安北道(ピョンアンブクト)の内部情報筋は、RFAに対し次のように語っている。
「当局からの指示は『運転席が右側にある車両を廃棄せよ』というものだが、これは事実上、日本車を狙ったもので、期限は4月末となっている。元帥様(金正恩氏)が政権についてから日本車廃棄問題はしばらく取り沙汰されなくなっていた。廃棄は張成沢氏が独断で進めていたものだとして、責任を彼になすりつけてもいた」
外貨稼ぎ機関所有のトラックも多くが日本製
内部情報筋は続けて次のように語った。
「今まではわざわざ日本車を廃棄する必要がないと言っていたのに、今になって急にそんな指示をされて困惑している。既に日本製の乗用車、小型トラック、マイクロバスの廃棄はほぼ終わっているのでさほど問題にならないが、大型トラックは日本製がほとんどなので所有している機関や企業所では大騒ぎになっている」