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オバマ米大統領は9日、イラン核問題の包括的解決を目指す国際協議について、3月中に最終合意の骨格となる原則をまとめるべきで「(期限の延長は)有益でない」との考えを表明した。メルケル独首相との会談後の記者会見で述べた。

オバマ氏は、1月20日の一般教書演説でイラン核問題への取り組みについて、現在進行中の国際協議でイランの核兵器保有や中東の紛争を防ぐための包括合意が実現する可能性があると強調。イランへの追加制裁を可能にする法案通過を目指す議会に対し、拒否権を発動する意向を示していた。オバマ氏が期限延長に消極的な姿勢を示した背景には、議会との駆け引きが絡んでいると思われる。

一方、同氏は一般教書演説で、北朝鮮の核問題については具体的に言及していない。北朝鮮は、オバマ氏に素通りされた形と言える。

米韓が3月初旬から合同軍事演習を実行した場合、核実験で応じるかのような言動を繰り返している北朝鮮が、イラン核問題の進展にどのように反応するのか注目される。

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