北朝鮮の朝鮮中央通信と労働新聞は7日、金正恩第1書記が実戦配備を控えた新型対艦ロケット(ミサイル)の試験発射を視察したと報じた。労働新聞は複数の写真を添えて報道している。

NewAntishipMissile01
新型対艦ミサイルを試射する北朝鮮海軍の艦艇/2015年2月7日付労働新聞より

朝鮮中央通信は次のように報じている。

東海艦隊長の射撃号令が下されると、ロケット艇から激しい火炎を噴き出しながら超精密化された対艦ロケットが発射された。
知能化された対艦ロケットは安全に飛行した後、「敵」の艦船を正確に探索、識別して命中した。
試射を通じてロケット艇の戦闘的性能と対艦ロケットの命中性が、設計された戦術技術的諸元に到達したということが科学的に実証された。
近いうちに、新型対艦ロケットが各海軍部隊に実戦配備されることによって、海軍の領海防衛においては大きな変革を成し遂げることになり、われわれに対する軍事的打撃を企む敵の艦船集団との接触戦であれ、非接触戦であれ強力に対応できるようになった。

この結果に、正恩氏は「満足」したとされているが、試射の日時は明らかにされていない。

また、ミサイルの射程など詳しい性能についても言及されていないが、労働新聞が掲載した写真からは、ロシア製の「3M24ウラン」と類似した形であることがわかる。また、ミサイルを試射したミサイル艇もこれまで未確認だったもので、船影からは、レーダー波を反射するステルス性を考慮した設計がなされているようにも見える。

試射に際しては、人民武力部の尹東絃副部長(陸軍上将)、朝鮮人民軍海軍のチン・チョルス東海艦隊長(海軍少将)、朝鮮労働党中央委員会のホン・ヨンチル副部長と国防科学部門の幹部たちが、正恩氏を現地で迎えたという。

    関連記事