警察庁は4日、過激派組織「イスラム国」による日本人人質事件を受け、国内外での情報収集などテロ対策の強化を目指し「国際テロ対策推進本部」を立ち上げた。

現在のところ、日本や朝鮮半島にイスラム国が足場を築いた形跡はうかがえない。

しかし見方を逆にすれば、イスラム国が入り込めていないのは、アジアでも日本と韓国、北朝鮮など一部の国になりつつあるとの言い方もできなくはない。

中国では、中央アジアと東アジアの境目に位置する新疆ウイグル自治区で、共産党政権によって弾圧を受けたイスラム教徒のウイグル族の一部が過激化し、イスラム国に合流しているとの情報がある。

インドネシアや豪州でも

一方、日本や朝鮮半島により近い東南アジアや太平洋地域にもイスラム国の勢力は存在する。その実態について、日本の情報当局はどう見ているのか。公安調査庁が1月に発表した「内外情勢の回顧と展望」から、東南アジアとオーストラリアにおけるイスラム国の活動実態(2014年)に関する部分を以下に抜粋して掲載する。(※改行と小見出しを適宜加えた。)