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インドネシアでは、「ジェマー・イスラミア」(JI)及びJIの元指導者アブ・バカル・バシール(収監中)が設立した公然組織「ジャマー・アンシャル・タウヒッド」(JAT)の影響を受けたとされる小規模グループが活動を継続しているところ、「イラク・レバントのイスラム国」(ISIL)が「イスラム国」の「設立」を宣言した(6月)ことを受けて、元JATメンバーで「東インドネシアのムジャヒディン」(MIT)の指導者サントソが「イスラム国」への忠誠を誓った(6月)ほか、バシールも獄中で「イスラム国」への忠誠を誓うことを表明する(7月)など、ISILの影響が拡大している。

また、インドネシア人戦闘員が登場して「イスラム国」への参加を呼び掛けるISIL作成のビデオが公開される中(7月)、インドネシア政府は、「イスラム国」への支援活動を禁止すると発表するとともに、国民に対しシリア及びイラクでの戦闘に参加しないよう警告した(8月)。

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なお、同国国家警察は、シリアに渡航し、ISILに参加して戦闘を行っているインドネシア人は97人であり、うち10人は既に帰国したとしている(11月)。