2014年1月1日から2015年1月30日まで、金正恩氏は38回の軍視察を行ったが、21回が空軍関連だった。こうした正恩氏の「空軍重視は」は、朝鮮人民軍のバランスを崩す危険性があるとの見方もある。(関連記事)
写真で見る限り、正恩氏は確かに「飛行機マニア」であり空軍重視のようだ。一方、正恩氏の空軍重視について北朝鮮軍事に詳しい聖学院大学の宮本悟教授は次のように語る。
「金正恩氏が特別に空軍を重視しているというより、もともと朝鮮人民軍(北朝鮮軍)のなかで、空軍は最も権威のある部隊だ。なぜなら、金日成氏が早く着手したのが空軍だからだ。空軍重視は、朝鮮人民軍の伝統ともいえる」