ロシア大統領報道部が28日、金正恩氏が5月9日にモスクワで開催される対ドイツ戦勝70周年記念式典に出席することを確認したと、インタファクス通信や共同通信が伝えた。
ペスコフ大統領報道官はインタファクス通信のインタビューに「北朝鮮指導者の(式典)参加を確認した。われわれは彼の訪問の準備を進める」と答えたという。共同通信もロシア大統領報道部の取材を通じて確認したとしている。
今後は、ロシアの発表に対する北朝鮮側の反応と、ロシア側が言う「北朝鮮指導者」が、果たして「金正恩氏」個人を指すのかどうかに注目があつまる。
かつて、イランがテヘランで開かれる第16回非同盟諸国会議に「北朝鮮首脳が参加」と発表し、韓国メディアが「金正恩氏が出席か」と報じたことがある。しかし、この時は対外的な元首に位置づけられている金永南・最高人民会議常任委員会委員長が出席した。
金正恩氏が5月にロシアを訪問すれば初の外遊となる。