対北朝鮮パイプライン丹東基地内の加圧施設
パイプライン基地内の加圧施設/写真:デイリーNK特別取材チーム

統計に現れない原油輸出

「輸出は停止されていない」という証言を裏付ける話は、中朝関係に詳しい現地の消息筋からも聞くことができた。

「中国は毎年、数万から数十万トンを鴨緑江の下に埋蔵されているパイプラインを通じて原油を送っている。確かに2009年に北朝鮮が核実験した時、一時的に中断したという話もあったが、今も中国は地下パイプラインを通じて原油を支援している」

消息筋によると、ここから送られる原油は北朝鮮に無償と長期低利借款形式で提供される「対北朝鮮援助」であり、中朝間の貿易統計には出ないとのことだ。

つまり、貿易統計上の原油輸出はゼロだが、援助としての原油供給は継続されているということになる。

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