2001年に開かれた露朝首脳会談の様子。
2001年に開かれた露朝首脳会談の様子。
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北朝鮮の金正恩氏は今年5月にロシアのモスクワで開かれる第2次世界大戦戦勝70周年記念行事に出席するかもしれないと肯定的な反応を見せたとロシア外務省が21日明らかにした。

ロシアのセルゲイ?ラブロフ外相はこの日、モスクワの外務省庁舎で開かれた年頭記者会見で「招待状を受け取った北朝鮮の金正恩氏は出席を確認したのか」との質問に「肯定的な回答が来た」と述べた。

ラブロフ外相は「ロシアが送った第二次世界大戦戦勝記念行事の招待状に何カ国が回答したのか」という問いに「中国の習近平中国国家主席など20カ国が参加を確認した。(開催日の)5月9日までにはまだ時間があるので参加表明が入ってきている」と答えた。

ユーリー?ウシャコフ大統領外交担当補佐官も先月、「金正恩氏にも招待状を送った事実を確認する」「彼がモスクワを訪問して記念行事に出席することを考慮しているとの平壌からの知らせが届いた」と明らかにしている。

ウシャコフ補佐官はさらに「60周年勝利記念行事の際と同様に第2次世界大戦当時のすべての同盟国、BRICS諸国を含む影響力のある国家首脳をすべて招待した」と説明した。

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ロシアは毎年5月9日をナチスドイツを破り二次世界大戦で勝利した記念日とし、10年毎に世界各国の首脳を招待して大規模な記念式典を開催する。

2005年の60周年記念式典には金正日氏も招待されたが参加しなかった。参加したのは韓国の盧武鉉元大統領、米国のジョージ?W?ブッシュ大統領、中国の胡錦涛国家主席、日本の小泉慎一郎総理など53カ国の首脳だ。

初の外国訪問がロシアに、中朝関係に悪影響

金正日氏は政権就任後初の外遊として中国を訪れた。金正恩氏は政権就任後2013年に崔龍海(チェ・リョンへ)軍総政治局長を中国に特使として派遣したが自身はまだ外国訪問は行っていない。

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金正恩氏の初の外遊先がロシアとなれば、今までの中朝友好関係に否定的な影響を与え、中露両国の間で板挟みになった1970年代の再来となると見られている。