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ミャンマーの反政府系ニュースサイト「イラワディ」(拠点はタイのチェンマイ)は14日、、ミャンマー国内で警察当局が金正恩の暗殺を扱ったパロディ映画「ザ・インタビュー」を取り締まっていると伝えた。

背景には北朝鮮大使館の圧力があったという。

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イラワディによると、ミャンマーのミン・スエヤンゴン地域担当大臣とキム・ソクチョル駐ミャンマー北朝鮮大使が日曜日に会談を行ったが、その後に北朝鮮大使館からヤンゴン地域政府(都庁)に「ザ・インタビューのコピー、供給、販売に対して早急に適切な措置を取ってもらいたい」との内容のファックスが届いたという。

ミャンマー地域政府はこの件についてコメントを拒否している。

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北朝鮮が送ったファックスには、ボータタウンとラタの2軒のビデオ屋が販売元とされていた。そのうちに一つ、ラタのボンチー通りにあるM2Mビデオショップは月曜日に警察の捜索を受け180枚を没収された。

ラタ警察署副署長のチョーチョーアウンは、没収措置はあくまでも「検閲を経ていないソフトに対する通常の取締だ、ザ・インタビューはその中に入っている」としながら「取締は複数の異議申立てに応じたものであり店主はビデオ法で処罰される」と語った。

ミャンマーでは軍政時代の1996年にテレビ・ビデオ法が制定された。この法律は「映画の違法コピーと違法供給に対して最高3年の懲役または10万チャット(97ドル)の罰金に処する」と規定している。

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その他のビデオショップは今週に入って店を閉めている。ショッピングセンターのユザナプラザ内のビデオ屋の店主とチャウッタダのビデオ屋の店主はイラワディに対して「在庫にザ・インタビューがあったら逮捕するかもしれないと警告を受けた」と明らかにした。

しかし「ザ・インタビュー」はヤンゴンで1枚500チャット(49セント)で自由に売られているとイラワディは伝えた。

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