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「個人が会社名義で不動産建設に投資した場合の利益は3:7で、個人投資家の30%の利益は完成されたマンションで受け取る」

「投資を受けた会社は、工場、企業所との合意で労働者を採用する。労働者には配給と食事が保証される」

トンジュは、個人名義のままでは国土管理局からマンション建設の許可を得られないので、会社に投資する形をとる。資金を貸し出して利子を取る形もあるが、北朝鮮には私有財産を保護する法律がないため騙されたとしてもどこにも訴え出ることはできない。むしろ処罰を受けるおそれすらある。

そのためにトンジュは比較的安全な不動産建設に投資して30%の利益を稼ごうとするのだ。今後も投資は続くだろうと内部情報筋は見ている。

完成したマンションは幹部や新興富裕層が購入する。将来を見越して家族や親戚の名義で2軒、3軒と購入するケースも増えている。

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マンション建設に伴い立ち退きを余儀なくされた住民は新義州市医学専門学校の寮や親戚の家で暮らしている。彼らはマンションが完成した後に入居する予定だ。