「このマンションは100平米ほどのモダンな構造で、駅と税関が近く交通の便がいいのでよそに比べて高い」
「骨組みだけなら2万ドル(約238万円)、内部の工事までやれば2万5000ドル(約298万円)、インテリアまで完備したものは3万ドル(約358万円)で取引されている」
ちなみにこのような形で完成レベルで値段が異なるのは東南アジアなどでも一般的だ。
北朝鮮では住宅取引は厳密に言えば違法だ。しかし、機関、企業所、トンジュなど個人投資家が増えて住宅取引が活発に行われている。
マンションの建設に必要なセメント、鉄筋、外装材、木材、壁紙などほぼすべての材料は中国の丹東から輸入する。
人気記事:「女性16人」を並ばせた、金正恩“残酷ショー”の衝撃場面建設現場に動員されているのは国営企業所の労働者と「83組」の専門建設労働者だ。「83組」とは左官、タイルの作業を行うももので5〜8人1組で動く。骨組みの立ち上げた終わったマンションで作業を行う。
「83組」は施工主と話し合って工賃を決める。内部の工事に入ると昼夜を分かたず工事を続ける。労働者1人の日当は少なくとも3万〜5万ウォン(約420円~700円)になる。