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北朝鮮が羅先地域などの豆満江(トゥマンガン)地域開発事業で、南北の経済協力を積極的に検討していると韓国各紙が13日に報道した。また、南北朝鮮を結ぶ原油と天然ガスの輸送管を敷設し、シベリア鉄道と朝鮮半島縦断鉄道の建設も推進する計画だ。

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朝中ロの国境が交わる豆満江流域と羅先地域

報道によれば、北朝鮮の社会科学院が学会報の最新号(昨年11月15日発行)に、「北東アジア経済協力の発展と朝鮮半島」と題した論文を掲載。その中で次のように指摘しているという。

「朝鮮半島の緊張緩和で南北は北東アジアの経済協力での役割を強化できる」

「1990年代から今に至るまで北東アジア経済協力の主要な多国間協力対象として登場しているのは豆満江地域開発とその拡大版である豆満江地域開発」

「さらに原油、天然ガス輸送管の敷設とシベリア横断鉄道と朝鮮縦断鉄道の接続が注目される協力対象となっている」

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北朝鮮は、韓国政府の制裁措置などで経済がさらに悪化していることを受け、豆満江流域を中心とする北東アジア経済開発事業に意欲を見せているものと見られる。

とくに羅津・先鋒(ラジン・ソンボン)地域を中心とする図們江地域開発において、北東アジア経済協力事業を推進してきた。今回の論文では南北経済協力のためには朝鮮半島の緊張緩和措置が必要であるとして、次のように前提をつけている。

「北東アジア経済協力で朝鮮半島が正しく参加して、その役割を高めるには、何よりも、この地域の緊張した政治軍事情勢を緩和させるための措置が取らなければならない」

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「朝鮮半島で外勢の米帝を追い出し、北と南わが民族同士の理念の下に統一を実現していき周辺国が朝鮮の統一に役立つ仕事を見つけていること」

「米国とその追従勢力が経済封鎖と制裁を介して経済的不安定性を造成し、日本など一部の国が北朝鮮との貿易で関税障壁を造成する環境も改善されなければならない」

北朝鮮は昨年、ロシアとの間で政府高官が頻繁に往来しており、とくに鉄道事業に関する議論が深められているとする情報もある。ただ、朝鮮半島の縦断鉄道や韓国に天然ガスを送るパイプライン構想の具体化のためには、朝鮮半島の安全保障環境が大幅に改善する必要があり、核開発などをめぐり北朝鮮がどのような態度を取るのかが注視される。