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出席こそしていないが、今回の北京フォーラムの主役は間違いなく、日本国総理大臣安倍晋三、ということになろう。そして最大のテーマは、「日本の右傾化」だ。

近現代史における日本人の歴史観を大きく後退させているのが、第2次安倍政権である、と中韓両国の歴史学者他専門家たちは口を揃える。

確かに、中韓両国から見れば、民主党から自民党にふたたび政権交代した日本が大きく?右ブレ?していると見えるのも無理はないが……。特に中国の学者たちの舌鋒が鋭い。例えば、中国抗日戦争史学会会長で中国社会科学院近代史研究所研究員の歩平氏は言う。

「(歴史観共有のため我々が努力してきた)これらの成果を無に帰そうとしているのが、日本の安倍政権だ。靖国参拝、歴史修正主義など、3国の協力関係を壊そうという姿勢が突出している」

「現在、東アジアにおける突出した懸案は、日本の安倍首相に代表される右翼政治家たちである」

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「戦後、日本では横暴な軍国主義者はごく少数となり、反戦平和主義が主流となった。このことが、東アジア3国が歴史認識を共有するうえでの基本条件である。しかし、時代は変わり、日本の一部政治家が公然と靖国神社に参拝し、侵略責任を否定している」

……等々。