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一方、どこかで同性愛のことを聞きかじった人は随分とホモフォビックな姿勢を見せるようだ。朝鮮中央通信は国連北朝鮮人権調査委員会(COI)のマイケル・カービー委員長に対し、彼の性的指向を持ち出して激しい攻撃を加える。引用するのも憚られるほどのヘイトスピーチだが、敢えて紹介したいと思う。

「マイケル・カービーは40年以上、同性恋愛という醜聞を残し70歳を超えた今に至るまで同性の相手に嫁入りできずに気を揉んでいるむさくるしい老いぼれ好色狂」

「いわゆる『裁判官』の肩書きでやったことがあるならば、自国の人々の非難を受けながらも同性婚法制化のために狂奔していることだけだ」

「健全な思想と美しき倫理道徳が存在する我が国ではあり得ず、西側諸国でも社会的物議の対象とされている同性愛者が人権問題を司るとしゃしゃり出るとは苦々しいばかりだ」

【参考記事】 北朝鮮が差別表現でオバマ氏を罵倒する理由

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北朝鮮では同性愛者は本当に迫害されないのだろうか。次号では北朝鮮の法と同性愛について説明する。つづく)

【連載】北朝鮮の同性愛事情


【1】小説に描かれた「ゲイは非人間的」



【2】北朝鮮のゲイは「理解も迫害もされない」



【3】北朝鮮でゲイが発覚すればどうなる?処遇はお上のさじ加減次第



【4】「ゲイは変態性欲」西洋の精神医学が変えた「朝鮮の性」の観念



【5】キリスト教「ゲイはエイズをまき散らす」同性愛者「キリスト教はヘイトをまき散らすな」韓国で深まる対立



【6】「平壌を再び朝鮮のエルサレムに」同性愛とキリスト教と北朝鮮