オバマ米大統領は2日、ソニー・ピクチャーズ・エンタテインメントに対するサイバー攻撃への報復として、北朝鮮政府と朝鮮労働党に経済制裁を科す大統領令に署名した。米財務省が発表した。

今回の経済制裁の対象となったのは、北朝鮮の情報・工作機関である偵察総局など3つの組織と10個人。米金融市場へのアクセスや米国民との商取引が禁じられる。サイバー攻撃を理由とする米国の対北朝鮮制裁は初めてとみられる。

金正恩第1書記暗殺を描いたコメディー映画の制作・公開を手掛けた同社に対するサイバー攻撃をめぐっては、米連邦捜査局(FBI)北朝鮮による犯行と断定したが北朝鮮側は否定している。

今回の制裁対象となった団体は、北朝鮮偵察総局と檀君貿易会社、朝鮮鉱業開発貿易(KOMID)。

個人は、南アフリカとナミビアでKOMIDの代表を務めるキル・ジョンフンとキム・グァンヨン、KOMIDのロシア駐在代表でスーダンとの取引を担当するチャン・ソンチョル、北朝鮮官僚のユ・グァンホ、KOMIDのイラン駐在代表であるキム・ヨンチョルとチャン・ヨンソン、KOMIDの対外部門責任者であるキム・ギュ、KOMIDでシリアとの業務を担当しているリュ・ジンとカン・リョン、檀君貿易会社の中国・瀋陽の駐在代表であるキム・グァンチュン。

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