【2位 車のパーツ】「お金になる商品」の筆頭

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2014年に入り、車の部品は「お金になる商品」として認識されるようになった。北朝鮮で「お金になる」という言葉は、投資した資金がすぐに回収でき、再投資を繰り返しながら短期間で新興富裕層にのし上がれることを意味する。

車の部品を販売している業者は、小型トラックや大型トラックはもちろん、バイクのパーツまですべて扱う。

小型トラックは、主に石炭や引っ越しの荷物、市場の在庫商品などを運ぶときに使われる。免許証がなくても運転できるため、引越しの多い春や、寒さに備える秋に都市部で人気が高まる。小型トラックのほかにも、オートバイに手作りの荷車を連結させた運搬車両もある。

この他、バスや大型トラックの個人所有も増加。国営運輸会社も正規ルートでの部品の供給が途絶えていることから、総合市場での車の部品販売は活況を呈し、車種ごとの分業化が起きるなどの発展を見せ、売上高も増加している。とくに、オートバイによるヒトやモノの輸送が男性の新たな職種として流行していることを受けて、オートバイの部品販売が大きく増えた。