北朝鮮の労働新聞は23日、金正恩が平壌ナマズ工場を現地指導したと報道した。

金正恩氏は、金正日三周忌の後に金正淑平壌紡織工場を訪問しているが、今回のナマズ工場現地指導の背景には、食糧事情などの民生部門に力を入れていることをアピールする狙いがあると見られる。

ナマズ工場を視察する金正恩氏/12月23日付労働新聞より
ナマズ工場を視察する金正恩氏/12月23日付労働新聞より

金正日氏が大好きだった「ナマズ」の養殖工場は絶対に中断できない

同紙によると、正恩氏は、「一部の労働者は養殖のための革命的な努力が足りない」と厳しく指摘しながら「魚の養殖は人民生活の向上のために絶対中断も譲歩もできない非常に重要な事業」と強調。さらに、金正日氏のナマズへのこだわりを匂わせる次のような発言をした。

「平壌ナマズ工場で魚の養殖革命の炎を激しく燃え上がらせ、全国に養殖熱風を吹かせるために積極的に貢献しなければならない」

「そうしてこそ将軍様(金正日氏)が望んだ人民に愛されるナマズ工場になれる」

金正日の元料理人である藤本健二氏の証言によると、正日氏はナマズを好み、妻の高ヨンヒ(高英姫)氏も自らナマズ・スープを作ったといわれる。

現地指導には崔龍竜(チェ・リョンへ)労働党書記、アン・ジョンス労働党軽工業部長、李在一(リ・ジェイル)労働党宣伝扇動部第1副部長が同行した。チェ・ヨンナム人民奉仕総局総局長、とキム・グァンソン労働党責任書記が視察団を迎えたと労働新聞は伝えた。

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