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両江道(リャンガンド)恵山(ヘサン)の内部情報筋が伝える情報もそのような状況を裏付けする。
「コメ1キロが4800ウォンで取引されていて、さらに少しずつ下がりつつある」
「作況がよくないという噂が立っているが、市場にコメは充分ある」

前述の平壌の内部情報筋はさらに次のように語る。
「ロシアから大量のコメが輸入されたという噂が飛び交っている」
「作況が悪かったので北朝鮮政府の要求で5万トンが輸入されたと具体的な量まで取り沙汰されている」
「『穀物打撃隊』が市場を通じたコメを流通を徹底的に取り締まろうとはしているが、だからと言って賄賂が通じないわけでもない」
「市場でのコメの販売は規制されていない」

穀物打撃隊とは市や郡の保安員と赤衛隊員20〜30人からなっていて、主な移動経路に検問を設置、協同農場や個人の土地で収穫されたコメとトウモロコシの移動を徹底的に遮断することを主な業務としている。しかし、賄賂により骨抜きにされるようになってかなり経つ。